D-2 グローバルフィールドでいかにイノベーションは果たされるのか? ~オープンイノベーションを実現するモチベーション・マネジメントの極意~
セミナールーム1
概要

国境、業界、企業、様々なボーダーを越えたダイバーシティチームにおけるイノベーションの実現は、枠組みの中に閉じこもりがちな日本企業、日本人の大きな課題である。多様な人材が集う、一方で利害が相反するクロスボーダーチームの活動をイノベーションという成果に繋げるための鍵は、日本が得意とするボトムアップ型マネジメントによるメンバーのモチベーション向上にある。ヤンセンファーマの売上を7年で3.5倍にまで引き上げたプロ経営者の関口氏が主導するディー・アイ・エージャパンは、世界の医療用製品のイノヘ?ーションに向け産・官・学の垣根を超えた場を提供するク?ローハ?ルな非営利団体(DIA)の日本ディビジョン。その日本チームのパフォーマンスを高め、グローバルでのプレゼンス向上を実現したプロセスを、中核メンバーの塚本氏と共に紐解き、成功の秘訣を見出します。

講演者情報
関口 康 氏

一般社団法人ディー・アイ・エージャパン 代表理事
元ヤンセンファーマ 代表取締役社長および最高顧問

著書に『ヤンセンファーマ 驚異のビジョン経営』(東洋経済新報社)
ビジネス・ブレークスルー大学大学院にて『ビジネス・エシックス』担当

東京大学工学部都市工学科卒、マサチューセッツ工科大学大学院、スローンスクール(経営科学修士)修了。三菱商事株式会社を経て、ボストンコンサルティンググループ・東京事務所に入社。1996年にジョンソン・エンド・ジョンソン入社。1998年にヤンセン協和(現ヤンセンファーマ)社長就任。2009年退任し2010年までヤンセンファーマ最高顧問。2011年より現職ほか、複数社の社外取締役歴任。


塚本 淳 氏

第一三共株式会社 研究開発本部 研究開発企画部 RD企画グループ グループ長
一般社団法人ディ・アイ・エー・ジャパン Contents Committee Chair

東京大学大学院農芸化学専攻修士課程修了後、三共(株)国際開発部に入社。海外薬事/理化学に関する国際調整や国内臨床開発を経験した後、2000年~2005年に米国ニュージャージー州の新薬開発子会社に赴任。現地ではプロジェクトマネジメント業務における日米の手法・考え方・価値感の違いやそれに基づく可能性や課題を体験。帰国後もグローバルプロジェクトマネジャーとしてグローバル新薬開発マネジメントを担当。Drug Information Association(DIA)の米国年会でCross-culture management, leadership等を積極的に討議するSession Chair等を歴任。2013年~2016年、プロジェクトマネジメントオフィス業務。2013年北里大学大学院にて博士号(医薬開発学)取得。DIA日本コンテンツコミッティー議長。2016年4月より現職。

Gareth Monteath 氏

株式会社リンククローバルソリューション 執行役・シニアコンサルタント

ケンブリッジ大学 経営学修士(MBA:最優秀論文賞)。シェフィールド大学 中国学修士(MSc)。
2016年、マンチェスター大学にて、経営学博士課程(DBA)を修了し博士号を取得。ロンドンのダイワ・ヨーロッパに勤務後、1991年にJET プログラムで来日以来、20年超の日本在住、勤務経験を誇る。1994年に前身の株式会社インテック・ジャパンに入社。現在は株式会社リンクグローバルソリューションの執行役員の立場で、プログラムディレクターとして研修の企画・立案、および外国人講師の育成を担う。自らも日・英両言語を操りトップインストラクター、ファシリテーターとして年間100日以上登壇。ジェトロ主催のビジネス日本語能力テスト1級。著書「WIN-WIN 交渉術」(共著、清流出版)など。